店建記2004  トネリコのできるまで

[19] 君の名は

店の名前はってみんなに聞かれる。
これを読んでる人もそう思っているのだろう。

うまいこと名前をつける人を尊敬する。
心から。
ズ−ッと考えてた、僕たちも。
何ヵ月も前から。
全然いいのが浮かばない。
どれもこれもピンと来ない。
話し合ってて、冗談みたいなのはどんどん出るけど、
まともなのは一向に。

なくてもいいじゃん、とも思った。
みんなが勝手に好きな名前で呼んでくれればと。
でもそれじゃ電話とか出づらいしなー。

何を見ても店の名前にって考えるようになる。
で、この間二人でブラブラしてるとき、
フッと目に入ったあるコトバ。

オッ。
顔を合わせる僕たち。

いいじゃん、なんか。
なんか、いいね。

ということで、決めました。

「トネリコ」

今日、店の電話がはじめてなった。
おもむろに受話器をとるオレ。

「はい、こちらトネリコでございます。」
緊張しすぎだよ。

トネリコの木。
トネリコの木。